栗を家に置いといたら芋虫が大発生した
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ほし子です。
※この記事では虫の写真がでますので苦手な方は見るのをお控えください。
皆さん栗は好きですか?
嫌いな人はほとんど見かけないですよね、わたしも大好きです。
以前栗の渋皮煮を作ったときに、そのあまりの美味しさに「絶対来年も作る!」と決心をし次の年また栗を買ったんです、2キロも。
それで買ったのはよかったんですけど、作るタイミングを逃してしまい「まあ、しばらく置いておいても大丈夫だろう」と思いビニール袋に栗を入れ、キッチンのカウンターに置いておいたんです。
数日後、栗のまわりに土のようなものがパラパラと落ちていました。
日に日に増えていく土。栗はビニール袋に入れてあるはずなのに何故かビニール袋の外にまで土が落ちてるんです。
これが悲劇の始まりでした。
部屋のいたるところに芋虫
栗を買ってから5日ほどたった頃。
フローリングの床にところどころ黄色いものが落ちているのを発見。
よく見るとなんと、虫。
※わたしは虫がとても苦手です。
めちゃくちゃ怯えながら近くで見てみると息も絶え絶えな芋虫の幼虫でした。
玄米みたいな見た目で頭?と思われる部分がちょっと茶色い、そしてものすごくズングリしている。
飛ばないのと見た目がかわいいのが幸い。
よく見てみると部屋のいたるところにそれが落ちてるんです。
テレビの後ろまで。
田舎だし謎に虫が発生することはよくあることなので最初は「ウジ虫か・・・?」と思ったんですけど、ふと栗に目がつき「もしかして栗かも・・・」と思ったのでした。
栗からでてくる虫、栗虫
栗をよくみてみると小さい穴から土のようなものが。半分くらいの栗はこんなかんじでした。
調べてみると原因はやはり栗。栗虫とよばれるクリシギゾウムシの幼虫だったんです。
栗の中にいる虫は2種類で、クリシギゾウムシとクリミガの幼虫。
栗の実がまだ若いうちに卵を産みつけられてしまうそうです。うわわ。
実はほとんどの栗にはいっているらしい
栗の約80%に卵を産み付けられているらしい。
私たちが食べている市販の栗もほとんどは卵と一緒に食べています。調べるべきではなかった。
スーパーなどで売られている栗は虫止めがされている
スーパーなどの栗は薫蒸処理という処理が施されているので虫が羽化することはないそうですが、それも完璧ではないそうなのでやっぱり早めに調理するのがいいみたいですね。
わたしが買ったのは山の道の駅で買ったものなのでそういった処理がなく大発生したもよう。
虫や卵は食べても安全 むしろ美味いらしい
卵が産み付けられてるとはいっても卵や幼虫自体に害はなく、寄生虫などもいないため食べても大丈夫です。
むしろ栗虫は栗を食べて育つので甘い栗の味がしてかなり美味しいらしく、しばしば料理されています。
この野食ハンマープライスというブログの筆者様は栗虫をシンプルな調理法で食べられていて読んでいてとても面白かったです。
たしかにわたし虫嫌いだけど、虫食べたら1千万円もらえるとかあったら絶対に栗虫を選ぶ。それぐらい食虫に抵抗がない美しいビジュアルをしてるから。
栗虫がでたあとの栗も食べられる
栗虫自体に害はないので栗の実を割ってみて黒い部分を取り除けば食べられるみたいです。
あまりにも虫食いされてるものはやめたほうがいいみたいですけどね。
あとわたしのように栗の渋皮煮の場合は栗虫に渋皮を破られてしまっているので作れません。渋皮煮は渋皮が傷つくと実がくずれてしまうので。
炊き込みご飯などに変更しましょう。
虫が入っている栗の見分け方
大きめの鍋に栗を入れ水をはります。
浮いてきた実は栗虫に食われたor栗虫が入っている栗なので取り除きます。
こんなかんじで浮いてきます。
ただ実食いが浅いものは沈んだままになるので完璧ではないそうです。
でも栗は美味しい
栗虫は虫嫌いにとって恐怖でしかないですし、別に虫が怖くなくても食べるものに虫がでてきたらちょっと食べる気が失せてしまいますよね。
でも虫がこんなに食べるくらい栗が美味しく、さらに安全ということなのです。
道の駅で買った山栗なんてめちゃくちゃ安いのに高級栗みたいに大きいしほんとに実がしっかり詰まってて美味しいんですよ。
これは道の駅の栗で作った渋皮煮なんですけど自分でいうのもあれですが超美味しいです。
これがわたしの田舎の好きなところのひとつでもありますね。
悪いのは栗でも虫でもなく知識がなく栗虫を発生させたわたしが悪いのです。
なのでわたしはこれからも栗を食べます。おしまい。